14.Dec

学校へ。結局露光するための引伸機は直せず、業者は来週来るとのこと。論文。18時から映像特論の授業。モンタージュの効果から90分ワンカットの映画までの講義の後、中国映画「春の惑い」見る。なんかM1のみんなに評判悪かったけど、そうは思わない。確かにストーリーは安いなーと思った。が、映像がなかなかいい。カメラマンは李屏賓(リー・ピンビン)。天秤の原理を利用した揺れにくいカメラによって、ゆくり動きなが撮っていく。撮影位置のセンスがよく、その画面の移り変わりはドラマッチクって言ってもいい。建築空間を歩いていくときの劇的な見え方の変化、シークエンスみたいなものを思わせた。光もいい。カメラワークによるのと、建物内部自体の暗さもある。あれはそのままモノクロにしても、明暗のコントラストはきれいだろう。同じく李屏賓撮影の「春の雪」の冒頭の映像も見たがなかなかきれい。絵的なきれいさ。映像なんだけど、すごく写真と同じだなと感じた。ちょっとしっとりしすぎな感もある映像だけど、好印象だった。その後、院生室で20日の上映会のポスターをなっちゃんと制作、イタリア語をだいぶ忘れていた。帰宅後少し論文。